主にダイエットやトレーニングに効果があることで、人気のコンプレッションインナー(加圧シャツ)は実は肩こりにも効果があるのです。
ダイエットの効果があり筋力アップ効果があるコンプレッションインナーが、肩こりにも効果があるのならこれぞ一石二鳥、いや一石三鳥です。肩こりの原因や解消法をふくめてコンプレッションインナーについて解説していきます。
肩こりの原因は何?
肩こりの原因には様々なものがあります。まずデスクワークでパソコンの画面を見続けることにより、頭部が前に出るため頸部と肩回り筋肉、筋膜が伸びます。その姿勢で何時間も仕事をすると筋性疲労を起こし、肩こりになってしまうのです。
同じことはスマホなどにも言えます。特に女の人はスマホを見るときには、首を前に倒す人が多くいます。首が前に倒れることによって筋肉が伸ばされて、長時間続けると筋性疲労を起こしてしますのです。普段の姿勢も関係してくるでしょう。
上記の様に長時間パソコンやスマホばかりしていると、それをしていなくても同じ姿勢を保ってしまい、何もしなくても筋肉を伸ばしているので筋性疲労がとれる暇もなく悪循環になっています。そして、寒い時期にも肩こりの原因が潜んでいます。
寒くなるとどうしても身体が縮んでしまい、背中が丸くなってしまいます。寒い時期に外で作業をしている人達は、どうしても前かがみになり1日中同じ姿勢でいるため、肩こりになったしまう人が多いです。肩こりが悪化すると筋挫傷を起こし易くなり、頸部や背中の筋肉が何かの拍子に挫傷してしまうと、首や背中に激痛が走り動けなくなってしまいます。
慢性的な肩こり状態だと筋肉、筋膜が常に固いことで、筋肉、筋膜の柔軟性が無くなり頸椎の負担が多くなります。人の頭の重さは平均で5キロあると言われています。その5キロを頸椎と筋肉で支えるのですから、筋肉が固く弱くなり頸椎に負担がかかると頸椎ヘルニアにまでなる場合があるのです。
日常で肩こりを徐々に解消することが大切です。
自分で出来る肩こりの予防法
肩こりを解消するには普段のちょっとしたことで、大分症状が改善されます。肩こりをする人は運動不足の人が多いようですが、運動すれば解消するとは限りません。疲れた体で運動すれば、身体全体の筋肉は益々疲労して、かえって肩こりを悪化させてしまう場合があります。
肩こりをある程度ストレッチなどでほぐし、最初は軽度の運動から始めたほうが良いでしょう。運動をする時間がない方は、仕事の合間に簡単に出来るストレッチがあります。腕を下げたままで肩の関節を10回位回します。
そのあと腕を伸ばして肩を10回回します。最後に首を大きく左右2回回して終わりです。仕事場でも出来るストレッチなので、試してみましょう。自宅では特に寒い日は入浴して身体を温めることが、肩回りの筋肉をほぐす効果があります。
若い人達はシャワーで済ませがちですが、しっかり温まり寝る前に上記のようなストレッチをすれば尚更効果的です。肩こりは身体の疲れの原因もあるので睡眠も大事です。身体に合わない布団や枕を使っていると、寝ながら疲労を貯めることにもなります。
寝具は自分に合ったものを使用し、疲れが取れる睡眠をしましょう。
肩こりになりやすい人となりにくい人の特徴
肩こりになりやすい人は、体系的な事で言えばなで肩、やせ型、肥満、猫背と言われていますが、これは普段の姿勢次第なので直接の原因ではありません。例えばスポーツ選手でも上記のような体系の人はいくらでもいます。
しかし、スポーツ選手は疲労が原因で腰痛などになることはよくありますが、肩がこったなどとは余り聞いたことがないでしょう。原因は生活環境や職場環境によるものが大きいです。肩がこりやすい人達はデスクワークのサラリーマンや、細かい作業をする職人などです。
その他にも仕事内容によって頸部や肩に負担がかかる場合もあります。肩こりになりにくい人はまず上記のような仕事でない人で、スポーツ選手が多いです。毎日身体全体をまんべんなく動かしているため、疲労が蓄積され筋肉が固くなることはあっても、肩こりをするような人は余り見られません。
スポーツ選手でなくても趣味でボディビルをしている人は肩こりをすることは比較的少なく、僧帽筋など肩回りの筋肉がトレーニングにより発達しているからだと思われます。
コンプレッションインナー(加圧シャツ)に期待できる効果は?
肩こりのことが分かったところで、コンプレッションインナーについて説明していきましょう。コンプレッションインナーは加圧シャツのことで、着るだけで様々な効果があります。コンプレッションインナーの素材は伸縮性があり、上半身やお腹周りを引き締める効果があるのです。
着ているだけで、筋肉を刺激して代謝も上がりダイエット効果もありますが、これを着て運動することにより、更に筋力アップと代謝が上がり、より効率的に身体が引き締められダイエット効果の上昇が期待できます。着ている間はお腹が強制的に引っ込められるので、見た目はぽってりしたお腹がへこみスタイルが良くなります。
コンプレッションインナーを着ると、自然に背筋が伸びるように作られているので猫背の解消にもなるでしょう。上半身が引き締められているので、当然お腹もキツクなり食べ過ぎの抑制にもつながります。最初は窮屈でしょうがありませんが、運動などを併用して慣れていけば、引き締め感は余り感じなくなるようです。
コンプレッションインナーのメリット、デメリット?
上記の様に肩こりについて分かってもらった上で、コンプレッションインナーの効果を見てみると肩こりに対しても効果があることが裏づけられます。肩こりの原因で多く上げられる前かがみの姿勢は、コンプレッションインナーを着ることで解消されます。
上記で記載された通り身体を締め付けると同時に、姿勢も矯正しているからです。コンプレッションインナーを着ることで、普段の生活の中でも常に筋肉が刺激されて血行も良くなるので、筋肉も硬くならず肩こりの予防効果も上がるのです。
コンプレッションインナーはメリットばかりではなく、身体全体に加圧がかかる訳ですから当然窮屈になるデメリットもあります。
どうしても体系を少しでも細く見せようとして、小さめのサイズを着ると恐らく苦しくなって何分も着てはいられないでしょう。元々加圧トレーニングをベースにして作ったものですから、身体に負荷をかけることが基本なのです。
肥満体系の人などはある程度まで、体重を落としてから使用した方が良いかもしれません。また体調が悪いときは無理をせず、良くなったらまた使用しましょう。